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Tarzanに掲載された原稿

ちょっと前のTarzanにきっこのドーバーチャレンジの事が掲載されました。
ゴールドウィンの須藤さんが話し持ってってくれて、原稿も書いてくれました。ほんとうにありがとうございます。
Tarzanに掲載されたときは若干校正が入っていたと思いますがここに紹介します。


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IMGP4027.jpgDSC02037.jpg

間違いなく、世間が北京に沸く今年の夏。時を同じくしてドーバー海峡単独横断泳に挑戦する主婦がいる。イギリスとフランスを隔てる、直線距離34キロの海峡は世界中のスイマー憧れの場所。単独横断泳のチャレンジャー生山起久子さんは中学生と高校生の娘さんを持つ母。子どもの頃、近所に出来たスイミングスクールに通い始めたのがスイマー人生のはじまりだった。以来中学高校と水泳部に所属、卒業後もスイミングインストラクターとして勤め、結婚出産子育てを経た現在でも泳ぐことへの情熱は変らない。起久子さんがドーバー海峡を泳ぐのは今回2度目になる。7年前に仲間たちとリレーで挑戦し、2wayつまり往復泳に成功したのが最初。「いつかはソロで・・・」夢はさらに膨らんだ。ドーバー海峡横断泳の歴史は古い。これまでに単独横断泳に成功したのは1875年の初成功から800名ほどでそのうち日本人は13名(女性は5名)。実際に泳ぐ距離は潮流があるので約50~60キロになり、おおよそ15時間の長丁場だ。「早く泳ぎたい!チャレンジしたい!という感じで今はとにかくケガをしないように注意しています。」と、起久子さん。横断泳にチャレンジできる時期は天候の良い7月から9月の間で起久子さんがチャレンジに必要な伴走船を予約したのは2年前の2006年。先日、本番を想定した10時間泳を無事に終えたそうだ。「身体はベストの状態。あとは天候が変りやすいので運を味方に付けること。」横断アタックは8月後半の小潮、24日前後を予定。天候と潮の状態を見て伴走船のパイロットが決定する。「更年期をむかえる前にやっちゃわないとと思って~!」気さくで明るい彼女に天気も味方してくれることだろう。泳いだ距離は裏切らない。34キロの先には金メダルも色あせてしまうほどの何かがあるに違いない。

須藤ナオミ
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