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2007年06月03日

OSJハコネ50K詳細レポート    (スポーツ) Bookmark and Share

OSJハコネ50Kから早くも1週間が経ちました。
読み込んだgekoのデータとsuuntoのデータを見て、思い出しながら詳細レポートします。

◆結果

残りり2キロのところで14時間タイムアウトでリタイア。。
OSJのHPのリザルト参照ください。ゼッケン859です。。orz..

hakone_gps.gif

◆geko201から吸い出したデータをカシミールでプロットしたもの。

なんと!神山山頂直前で電池切れ。。。geko201のスペックでは電池は12時間持つとのこと。
若干余裕があって、しかも目標タイムは12時間だったので、電池持つだろうと見積もったのだが。。
スタート前から電源いれてたけど、約13時間で電池切れとは。。。
北丹沢はゴールまで記録できるだろう。

開けた尾根が多かったのでほとんどロストなしでデータが取れてた。
最初の塔ノ峰あたりでロストしたりデータぶっとんだり。
あと、芦ノ湖湖畔のトレイルで時々ロストしてたようですが、なかなか上出来でした。



hakone_geko.gif

◆標高データ

横軸がスタートからの距離、縦軸を標高としてプロットしたもの。
折角の神山がっ。。。



hakone_suunto.gif

◆スントのデータ

1km毎の平均速度と平均心拍数をプロットしたもの。
スントt3さん、なんとラップは50個までしかデータ残っていないのね。。。
1km毎のオートラップだったので全区間の1km毎のデータが残っていませんでした。。。
途中なにかでラップボタンを押しちゃったらしいとこが2回。その分を差し引いてスタートから47キロのとこまでのデータです。
しかも、スントのfoot podは若干距離が長めに出るみたい。常にって訳じゃなくて、今回のハコネの場合はね。
なんで、gekoのデータと一致していません。
gekoもスントも時間データは共通な訳なんで、gekoのデータにSUUNTOのデータを修正して合わせて再計算してプロットし直しとかするといいんだろうけど、、まだそこまではやってません。。


◆装備

マラニックパックinoxカスタムバージョン
トリプルカーボを溶かした水1.5リットル
ザバスグリコーゲンリキッド8個
カーボショッツ8個
トリプルカーボ1袋
赤飯おにぎり1個
スニッカーズ1個
SOY JOY1個
プリンストンテック SCOUT(超軽量ヘッドライト)
TNFウィンドブレーカー(雨具として)

ヘッドライトはAPEXにするかSCOUTにするか直前まで悩んだんだけど、13時間かかったとしてもゴールは7時。
ライト不要!って思って超軽量のにしたんだけど。。。

◆レポート

ではスタートから順にgekoのデータをトレースして思い出しながらレポートします。

●スタート前

当日は朝3時に起床。前日コンビニで買ってあったパンと牛乳とコーヒーで朝食。
目を覚ます為に朝風呂入って、着替えて、荷物チェックして。。ここでちょっと悩む。キャップを持っていくか持って行かないか。。
過去の例からすると、持って行っても途中で脱いでしまう事ばかり。ってことで今日はなくてもいいかな。確か天気予報では昨日より涼しくなると言ってたし。。

車においておく荷物、本部に預ける荷物とレースで背負う荷物を分けてまとめて、手荷物預かり場所にもっていく。宿泊したかっぱ天国はスタート地点のすぐそばで手荷物預かり場所もそば。荷物預けて帰ってきて車に荷物つんで(車は大会終了まで駐車場に停めさせてもらえることになってます。)、チェックアウト(も実は前日に済ませてあるので単に鍵を部屋に置いたまま出ればいいだけ)して、スタート地点に移動。

スタートは6時。5時半から開会式。そのちょっと前にトイレに行きたくなってトイレ探したけど、この付近にはなかった。。一箇所スタート会場の美術館の屋外トイレがあったけど、早朝なのでサクに鍵がかかってる。でもそのサク、頑張ればサクと天井の間を通り抜けられる様でどうしてもトイレ行きたい人達はサクをよじ登り、隙間をすり抜けて入っていた。
そんな人達が結構並んでいたので、ここは宿に戻ったほうが早いだろう。
ってことで折角登ってきた坂を下って、宿に戻って、用をたしてスタート地点に戻りました。
昨日のパーティで食いすぎ&宿の夕飯の焼肉が効いてるのか既に大3回目。。

スタート地点ではそろそろ開会式。箱根町町長の話とか、OSJ社長の話とか。そしてあっというまに30分経過して10秒前からカウントダウン→そして6時ジャストにスタート!!
いよいよ12時間以上の長丁場レースの始まりだー!

(以降距離、標高と時間はgekoから読み込んだ数値です)

●スタートから01.7km:06時16分:阿弥陀寺(標高254m)

はじめは一般道の上り坂。スタート直後にチップ読み取り箇所があって、これで実際の出場選手を確認してるんだな。なるほど。
そして数分走ったら阿弥陀寺。いきなりの大渋滞。いよいよ山道の開始の様だが狭くて悪い道の様で全く動いてない。折角体が温まってきたのにこれは。。。
暇つぶしにイノさんモロちゃん俺でトレランしりとり。そんな状態で結局その場に留まっていた時間は30分ぐらいか。。(gekoを確認すると23分でした)。イノさんに「この30分でぎりぎり14時間に届かなかった人はかわいそうだね」なんて話ししてた。ちなみに自分の目標タイムは12時間。このときは完璧他人事と思ってた。

●スタートから03.0km:07時04分:塔の峰(標高566m)

暫くしてやっと渋滞が解消されペースアップ。すっかり下がってしまった心拍数も徐々に上がってきた。しばしイノさんの後ろをついていく。その後下りの始まり。前を走るイノさん膝がかなり辛そう。。「生さん先行って!」とイノさん。了解。自分でも登りは苦手ってわかっているから下りや平地で稼がないと。
ここの下りは走りやすかった。結構飛ばしてた。序盤から大丈夫かなとも思ったけど、そんなに苦しくもなく足にも負担かかっていないみたいだったし。

●スタートから03.7km:07時09分:給水所(標高482m)

塔の峰くだり終わって一般道に出た。まだたった4キロ弱しか走っていないのにいきなり給水所。寄らないで通過する人ばかり。給水は不要だったんだけど、とにかく暑くて、給水所で頭から水をかぶった。。まだこれしか走っていないのに頭暑すぎ。帽子かぶってこなかったことを後悔。。
給水所で前の人が柄杓を使い終わるの待ってたらその間にイノさんが抜いてったみたい。アスファルトの道路を再スタートしたら100mぐらい前を走ってた。追いかけるけど、アスファルト嫌い。。

●スタートから07.1km:07時56分:明星ヶ岳(標高923m)

そろそろスタートから2時間。結構きつい登りが続く。
それになにより日差しが強くて暑い。。水の消費ばかり多い。。逆にエネルギーの補給は全然やってないし。。
明星ヶ岳を過ぎると走りやすいくだり。ここぞとばかり、登りで落とした分のペースを取り戻す。
結構いいペースで走れてきもちよかった。

そんな感じで飛ばしていたら突然左足をグキった!やっちまった!
瞬間そう思った。なんか変な言葉発していたと思う。
ここんとこ練習でトレイル走ってても全然捻挫してなかったんで今回は捻挫予防のテーピングしてなかったんです。しまった。。
でも痛みは一瞬かな?捻挫慣れっこでうまくかわせたかも。。そのまま走ってたら今度は右足。。左足かばいながら走ってたからか。。しっぱい。。
右はたいしたことなさそうだけど左は痛いなぁ。。ってことで万が一の為に持ってきてた痛み止めを飲みました。この薬、御岳に出る時に医者から貰った薬でなかなかいいです。御岳の時の話だけど、レース当日も捻挫完治していなかったので、当日朝にこの薬を飲んでからレース。レース中全く痛みを感じませんでした。しかもレース中も同じ足を数回グキったけど痛くなかったもん。
でもレース後はくるぶしが隠れるくらい腫れて歩けない状態だったけど。。
痛み止め飲んだからってすぐに痛みが引くわけなくて、暫くは痛みをこらえながら、足をかばいながら走ってた。その後数十分?で効いてきて痛み感じなくなってた。

●スタートから10.6km:08時41分:明神ヶ岳(標高1163m)

あいかわらず登りばかり。水の消費が多くて、給水所まで水がもつか心配になってきた。
でもそうこうしているうちに明神ヶ岳。あとはしばらくは下り中心だ!
見晴らしもいいしトレイルも走りやすい。ここから金時の激登りが始まるまでは気持ちよく走れた。
このあたりでの平均時速から計算して第一チェックポイントは5時間半ぐらいかな?って思ってた。
下調べの不十分さが。。第一チェックポイントまで22kmって思い込んでた。あと、スントの距離が長く計測されているってこともこの時は思いもしなかった。。

●スタートから15.2km:09時31分:矢倉沢峠(標高878m)

快適な下りもここまで、さあココから金時までは苦しい登りだぞ~
背の丈ぐらいあるハコネ竹の間を走っている(あるいている)と高校の時に金時に登りに来た時の事がよみがえってくる。あの日は冬で天気は良かったんだけど、前日の雪が積もっていて、新雪をラッセルしながら登ったっけ。
先頭を順番に交代しながら。。
すっげー登りをやっと登り終えたらいきなり視界が開けてて芦ノ湖、富士山、その他の山々が真っ白で感動した。
すごい寒さと強い風だったのも思い出した。
面白いもので、自分が10代の頃に登った山を40代になった今、今度は走って登っている。面白い面白い。
そんな事を思い出しながら金時への登り坂。ハイカーが親切に道を譲ってくれて感謝。お礼をいいながら追い抜くけど、その瞬間は心拍数MAX近くだよー。
20年以上昔の記憶だけど、もうそろそろ山頂だ!そんな確信があった。他のランナーともそんな話をしてたと思う。試走に来たというランナーがあとちょっとだよと教えてくれた。前方上方を見上げると先で空が開けているのがわかった。あそこが金時山だ。
二度目の金時山。自分は何を感じるのかな。。

●スタートから16.5km:10時12分:金時山(標高1206m)

25年ぶりにやってきた金時山は昔と変わっていない。いや、俺がそう思っているだけかもしれないけど。
ただ、今日は人が多いなぁ~。
金時ではジュースが買えると聞いてたので、水分補給しとこう。
って!すげーラッキー!!なんと2リッターペットボトルで詰め替え用の水を100円で販売中。
早速水を購入してハイドロに補充。スタート時1.5リットル持ってきた水(トリプルカーボ入り)は残りわずかになっていた。
想定以上に水の消費が早いのでココでは入れられるだけ入れた。つまりハイドロ満タン。
2リットルの水は残りが300ccぐらい。つまり既に1.2リットル水を飲んだってことか。。水ばっか飲んでるなぁ。。
残った300ccは頭からかぶった。頭、特に後頭部が暑くてたまらん。熱中症にならなきゃいいけど。。。

例によってスントさんの平均時速とか見るとまだまだ余裕っぽい。
金時山で写真とったり、トイレいったりなんだかんだで9分間滞在(GPSデータより)。

さあ前半の一番きついとこは過ぎたぞ。あとは一気に第一チェックポイントじゃー!
金時の登りでかなりばてたけど、まだまだ大丈夫!いくぜー!


※まだまだ続きます。が、一気に書くのはしんどいんで今日はとりあえずここまで。
来週末にでも続きを書きます。。。


きっこの「練習日記2」はこちら

投稿者 nama : 2007年06月03日 21:05

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