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2006年10月25日
コースターブレーキハブの仕組み (自転車) Tweet
マキちゃんの後輪ハブ周辺からちょっとだけど異音がするので、分解掃除調整してみた。
後輪ハブは「コースターブレーキハブ」っていう日本だとちょっと聞きなれないハブ。
どうやって動いてるのかわからなくて気持ち悪かったから、分解ついでに仕組みを確認した。
餌食となったのはシマノの"CB-E110"単純な型番www
続きで詳しく解説~
ばらして、グリス全部落として、ハブに入れないでシャフトに組んでみた写真。
手で押さえているのがブレーキ部分。ブレーキをかけるとこの金属が外に広がって、ハブ内側を押し付けて摩擦で止まる仕組み。
下り坂でずっとブレーキかけてるとハブがチンチンに熱くなるのはこのブレーキのおかげです。
じゃあこのパーツがどおやって左右に動くかっていうと、こいつは、この写真のとおり、ばねで左の方へ押されています。
ブレーキシューはこんな感じ。
そんで、こいつがキモとなる部分。
コグはこんなパーツに固定されます。なにやら先にネジがきってあります。
もう一回この写真。
中央のパーツにはこのネジにあうメスネジがほってあります。そして、それにコグに固定したさっきのパーツがねじ込んであるわけ。
前に進む方へペダルを踏むと、もちろんチェーンつながってるからコグも前に回ります。
すると、中央のパーツに対してはネジを締めることになります。
ところが、左のコグに固定されたパーツはハブシェルがあるから左右には動けません。
というわけで中央のパーツがネジが締まることで左に移動します。
ブレーキシューは押されていないのでブレーキは緩んでブレーキ解除となります。
更に、中央のパーツと、コグと固定されたパーツで、ハブシェルを挟み込みます。
これによって、コグとハブが固定されて、ハブも前に回転。自転車も前に進むって訳です。
走行中に、足を止めるとどうなるか?
ハブシェル内側のぎざぎざが中央のパーツをまわし続けようとします。
でもちょっと回るとすぐに中央のパーツとコグ側のパーツがゆるみ、コグとシェルはフリーになります。
なるほど!
続いてブレーキの場合。
フリーの状態から、バックを踏むと、コグも勿論後ろに回ります。
すると、中央のパーツとコグ側のパーツが緩みます。
左右に動けるのは中央のパーツだけだから、これによりその中央のパーツは右側に移動。
それに伴ってブレーキシューが押し広げられ、ハブシェル内側に押し付けられます。
そして、ブレーキシューとハブシェル内側の摩擦でブレーキがかかるって仕組みでした。
思ってたより全然シンプル!
ラッチが沢山あったりとか変な想像してたけど、こうやって実物みて、おそれいりました。。
仕組みがわかってスッキリ!
あとは、グリスたっぷり塗りたくって、あたり調整しながら元通りに組みました。
あれ?そおいえば異音の原因ってなんだったんだ???
きっこの「練習日記2」はこちら
投稿者 nama : 2006年10月25日 21:18
コメント
すげぇ、勉強になりました(^^)
今日はぢぃをやさんに教えてもらったサンクス上の駐輪場に停めました。ここ鍵なくてもOKなのね!
いいとこ教えていただきました。サンクス!