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2009年09月28日

北方水滸伝    (Books) Bookmark and Share


北方水滸伝, originally uploaded by namaRyo.

ついに読破しました。北方水滸伝全19巻!
読み終わったのは25日、シゴトの打ち合わせで西日暮里行った時で、駅に着いた時にあと残り20ページぐらい。約束の時間までまだ少しある。つうわけで西日暮里のホームで最後まで読みました。

いやーほんと面白かった。あの難解な水滸伝をよくもこんだけうまくまとめたなって感心です。
歴史モノっていうより、スパイ小説とか政治経済とかそっちの色が強かった気がします。青蓮寺と致死軍、飛竜軍の暗闘なんて007でも見てる感じだったし。あ、お色気シーンが時々あるのも007に似てるかな。
北方謙三の小説って必ずセックスシーンがあるじゃない。話の流れからあるならいいんだけど、ここでこのシーンはいらないんじゃね?みたいに感じることが時々あった。
あ、ついでにいくつか感じたその他の不満は、以下のとおり。

北方謙三の小説に必ず出てくる男の料理。
いつもいつも想像するだけでよだれが出てきそうになる。
北方水滸伝でもやっぱり美味しそうな料理がいくつも出てきた。しかしこれだけ長い小説になると、もう途中から似た料理しか出てこない。旨そうなんだけどまたこれーって感じ。もっと旨そうな料理のレパートリーを増やしてください。

登場人物が多いので久しぶりに出てきた人とかはちょっと過去を遡って再度説明することが多い。これは非常に親切なんだけど、でもこの分余分じゃね?そんなのわかってるからさっさと先に行こうよって思っちゃった。
でもこれはしょうがないか、単行本は月一で発刊されてたんだしね。

あとねー、「替天行道」がどんなものか見せて欲しかった。
それ読んで志を抱くってどんなスゴイ文章なんだろ?どんなことが書いてあるんだろ?ちょっと説得力ないよね。

まあいくつか不満も書いたけど、でもほんとうに面白かった。
108人の梁山泊の人たち全員、宋側の登場人物、みーんなはっきりとしたイメージがわくのは、北方水滸伝にのめりこんだ証拠なのかもしれない。
実際、これ読んでて電車を乗り過ごした事が何度かあったし。
いろいろと書きたいけどどうしてもネタバレになっちゃうからこれ以上言うのはやめておきます。

というわけで、北方水滸伝を読み終えてしまいました。
もちろん続きは「楊令伝」なわけですが、こちらはまだ小説すばるに連載中。ハードブックが月一で発刊中っつうことで読み始めるとすぐに追いついてしまい、その後は毎月毎月続きはまだかーとなってしまうのは目に見えてる。だからあえて楊令伝が完結するまでは別の小説を読むことにします。

西日暮里で飲んで、池袋からの帰りの電車で隣に立ってたおじさんが北方水滸伝の16巻を読んでました。
あー、その時はまだ○○は生きてたのねーwww
思わずしゃべりたくなってしまうのでした。。


きっこの「練習日記2」はこちら

投稿者 nama : 2009年09月28日 23:17

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