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2007年10月05日

おんたけ詳細レポ5-レース    (トレイルラン) Bookmark and Share

はいはい!ついにおんたけのレポートもレース本番ですよ~
(一ヶ月前の話だけど・・・)

OSJおんたけスカイレース詳細レポ
おんたけ詳細レポ2-下見
おんたけ詳細レポ3-前夜
おんたけ詳細レポ4-スタート前

ontake_start.jpg

選手搬送のバスが遅れ、スタートが10分遅れの7時10分になったけど無事にスタート。
スタートの合図は神主さんが音頭とったみたいだけど後ろの人には聞こえませんでした~
まあそれで、いつもの「ぱぉ~ん」っていうホーンの音。みんな拍手したり、掛け声かけたり、写真とったり。
私のすぐ前の列でバナナさんも写真とってました。
私はレースは動画モード(だから写真は動画をキャプチャしたものなので画質いまいちです。)。
※動画はこんど編集してyoutubeにアップします。

wktkなおんたけスカイレースのはじまりはじまり~

続きは ikuyama.netで!



ontake_race_01.jpg

スタートして最初の2~3キロはアスファルトの上り坂。
周りのランナーと同じぐらいのスピードで走る。
始まったばかり&地元住民の声援があってまあまあいいペースだな。
体調不良のinoさんは「生さん先に行って~」と言うことなのでinoさん置き去りで先に行きました。

ところが1キロぐらい走ったぐらいで左足に違和感が。。。
痛くはないんだけど、痛くなりそう。。。
むむむ、、アスファルト走るといつもこうだ(東京マラソン当選したらどうすんだっ!)。
昭和最後の年に左足靭帯を切った時から左足が変なんだけど、それももうずっと昔の話。支障なく走れる様になってたのに、また最近こんな感じだし。。去年の秋に思いっきり捻挫したから、それからまたおかしくなったのかな?

レース開始早々に足が痛くなったらタマランので、ペースダウン。
アスファルト終わりまでスローペースで大量に抜かれた。。でも我慢。。ここでinoさんにも抜かれた。ガルルル~



ontake_race_02.jpg

我慢の走りのアスファルトがここで終了。
去年はここがスタートだったという林道入り口。ここからは走りやすいジープロード。
やばそう!って思った左足もペースダウンしたおかげで大丈夫そうだし、ずっとこのままじゃあ不本意な結果になっちゃうからペースアップ。アスファルトで抜いた奴らをバンバン抜くぜ!!



ontake_race_03.jpg

この林道は沢に沿っていて小川のせせらぎが気持いい。
時々前方に切り立った崖が見えて走りながら動画撮影しちゃったり。ついでに自分も撮影しちゃったり。
ペースアップしてしばらく走っても足は問題なさそう。。さっきまでの痛さもないしこのまま行きまっせ!!



ontake_race_04.jpg

しばらく走ったらこんな滝が。沢をわたるここでプチ渋滞。
沢をわたってトレイルは細く急になりました。追い抜きもちょっとやりにくくなってきた。
「抜かしマース」と一声かけてペースアップして追い抜き。
ところが、ある人が俺の抜かしますコールでコース右に寄ってくれた。ありがとう!
でも俺はまさに右から追い抜こうとしてました。とっさのことでちょいとトレイル踏み外して右へ。
そしたら右は湧き水でぬかるんでてじゅっぽり右足がはまって泥だらけ。
あーあーまだきれいだったのに。。
まあどうせいつかは泥だらけになるんだからいいけど。

沢から離れて水の音もしなくなったし、前後の人もばらけてきたからそろそろiPod shuffleの電源をON!
レイチェルのショルダーベルトに装備したスピーカーはなかなか快適。ヘッドフォンみたく耳をふさがないしね。



ontake_race_05.jpg

音楽聴きながらまあまあのペースで走ってると周りが開けてきた。シングルトラックが終わって、スキー場林間コースの登り。
スキー場登りはどうも苦手の様だ。というのもいままでは抜いてばっかりだったのに、ここでその人たちに抜き返されたりしたから。。。登りは今後の課題だな。
そんなこと考えながら走っていると、昨日下見に来た時に見た景色だ!



ontake_race_06.jpg

それは八海山の駐車場。だだっ広い駐車場にパイロンが並びその間を走る。
すげーガス。。視界わりーっ!
駐車場を走りながらデジカメで動画撮影。ちょっとふざけてみたりね。どんなことしてたかはそのうちアップする動画にて。



ontake_race_07.jpg

駐車場横断するだけなのにアスファルトが長く感じる。いやじゃー
まあそんでもちょっと行ったら道路渡って八海山のエイドステーション。
なんか想像してたより近いと感じたよ。動画みると1時間29分ってしゃべってる>俺

八海山エイドにいたスタッフから、お鉢巡りがカットされた旨を聞いた。
カットされるのも決まったことと思ってたんで、やっぱりねぐらいにしか思わなかった。

そしてあんま喉渇いてなかったけど、とりあえず紙コップを手にして水を一杯。なんとなくもう一杯呑んだのはハコネの事が頭のどこかにあった?
エイドステーションで水のんでたら後ろからきたランナーが「リタイヤしたいんですけど。。」って、おい!もうかよ!どうしたんだ??

リタイヤの理由が知りたかったけどそのままエイドを後にしました。



ontake_race_08.jpg

八海山エイドを過ぎるとスキー場の登り。
晴れていれば目の前に雄大な御嶽山が見えるんだろうけど、見えるのは足元の地面とすこし先を走るランナーと霧。視界は20mぐらい。
スキー場は夏にエコーバレーをちょこっと走ったけど、ここはそこより草が短く刈ってあって走りやすい。
下ってくる時はすべるのかなとか考えてた。
さっきエイドで水呑み過ぎた様でおなかがぽちゃぽちゃ言ってます。。。

コースは斜面を直上。車道は九十九折だから時々道路を横断するんだけどそこにいたスタッフが「そろそろトップが降りてきまーす!」ってハヤ!!!
そのちょっと先で2人ぐらい前のランナーさん(ガスで姿は見えない)が「ランナーきまーす!」。
いそいでデジカメを取り出して電源入れて。。撮影可能状態になる前にトップのランナーは落ちていきました。
ほんと斜面を転がっていく様に飛んでいきました。スゲ。。。

そのままデジカメだしっぱにしてたけど次のランナーはなかなか降りてこなかったよ。すげーな、トップ独走だ。

そんでしばらくして降りてきた選手を何枚か動画で捉えました。

雨はだんだん本格的に降り出して、霧は深くなるばかり。高度もあがって来てマジで寒くなってきました。
そろそろウィンドブレーカを着たいとこだが、そのために止まるのは嫌だし。。
というわけで、今朝最終準備の時に装備に加えたアームウォーマーの出番です。
レイチェルのサイドにあるボトルポッケの片方に入れてあったアームウォーマーを取り出して腕を通しました。
体硬いけどレイチェル降ろさなくて取り出せたよ。
ランシャツなので肩は露出してしまいますが、それでもぜんぜんまし。これでしばらく行こう!



ontake_race_09.jpg

そのまま走ると前日の下見で見たリフト降り場だ!おお!あとちょいで田の原だ!!
「田の原だ~!」と思わずつぶやいてしまった。
登りはもうちょっとでその先くだりって知ってたからついついペースアップ。



ontake_race_10.jpg

そしておなじみ「御嶽山」の石碑と鳥居の第一チェックポイント&エイドステーション。
ちょっと意外だったのは誰も休憩していないのさ。
ハコネんときは要所要所で休んでる人を見かけたけど、おんたけでは居ないのね。

アームウォーマーも効果あったけど、そんでも寒かったから田の原でウィンドブレーカを着ようって思ってたんだけど。。。なんとなく止まるの嫌だったから、コップ一杯の水を飲んですぐに走り出した。

コースは緩やかなのぼりで時々木段。足元ぬかるんでるけどまあまあ走りやすい。
けどとーっても雨が強くなってきた。ちょー寒い。。でも止まりたくない。。



ontake_race_11.jpg

そんな状態で走り続けて、でも周りの雰囲気からそろそろ森林限界だと察した。木がなくなったらふきっさらしでめちゃめちゃ寒くなるはず。そうなる前にやっぱ着ておこう。
そう思って、止まって、レイチェル降ろしてウィンドブレーカ取り出して来た。
雨にぬれた腕はウィンドブレーカにくっついて気持悪いけど、でもぜんぜん暖かい。もっと早くきればよかった。。

この天気じゃあ全く不要のサングラスをパックにしまって出発するぞーって時に後ろからイノさん登場!田の原でトイレに行ってたらしい。
ってことはイノさんのすぐ後ろを走っていたんだ。

ここからはイノさんと一緒。仲間が一緒だと全然いい!

そしてこの辺でデジカメのバッテリーが切れた。。
うむむ。。。動画は電池食うなぁ。。。


というわけでここからは写真なし。

ちょっと行くと予感したとおり森林限界。かなりの雨と強い風。
イノさんに「ウィンドブレーカにフードついてないの?」と言われ、ああそうだフードかぶろう。
フードをかぶると雨が当たる音がすごい。バチバチバチ・・・

押し返して降りてくる選手の数も増えてきた。
狭いコースでは広い場所に退避して降りてくるランナーをやり過ごすけど、ランナーが続いていると待ち時間が長く感じてしまう。。くだり優先なので仕方ないけどね。

傾斜はだんだんきつくなってきた。岩の段差を登る時に岩にかけた足が滑ってすぽっ!って抜けることが何度かあった。あるとき力入れてる足がすっぽ抜けるもんだからその拍子にその足がつった。
やべえ、上半身はなんとか防寒できてるけど、下半身はランパンのみで筋肉は冷え切ってるようだ。
つった足をかるーくストレッチして。。冷えてるし、急にやると余計につりそうだから、かるーく。
そして再び歩き出す。
足が滑ってその拍子でつるのは結局3回。。

どんどん雨は強くなって横殴り。。体の露出した部分は冷えまくり。
手の甲、指先、太もも、ふくらはぎ。。こんなところがとくに寒かった。指先なんてかじかんで感覚なくなりかけてたもん。

体調完全じゃないイノさんは俺のすぐ後ろをついてきてたけど、時々遅れ気味。
別にペースあわせているわけじゃないけど、一人だとモチ低下するんで時々イノさんを待ったり。
イノさんと何の会話してたっけ?あんま覚えてないな。
「さむいさむい!」とか「まだかよー」とかそんな会話ばっかりだったんじゃないかな。

そのうちイノさんが「あ!フットポッドだ!」とフットポッドを拾った。
あーあー誰か落としちゃったんだ。って他人事の俺。でもイノさんが「生さんのじゃない?」って言うんで自分の足を見てみたら、あーー!!フットポッドがなーーい!!!
岩でも蹴飛ばした拍子に取れちゃったみたい。。ありがとうイノさん。助かりました。イノさんと一緒に登ってきてよかったです。

でもなぜ外れたんでしょ?靴紐に引っ掛ける部分の穴に靴紐を通してるのに。
まあ、とにかく再装着。でも指がかじかんでなかなか付けランなーい。。
穴に紐通すのはこの指では困難なので、引っ掛けただけ。
でもだめでした。その後またとれちゃったので、その後はフットポッドはレイチェルにしまった。
こんときフットポッドの電源を入れっぱなしだったので、パックのゆれで「時速1km」ぐらいで時計に表示されてた。。

フットポッドの処理にまごつき若干のタイムロス。
まああんまりかわらんな。もうただただ寒さに耐えて一歩づつ進むだけ。
折り返して降りてくるランナーも増えて、すれ違い時に「山頂もうちょっとですよー」とか励ましてくれたり。。
降りてくる人にとったらちょっと前に山頂だったかもしれないけど、登りだとまだまだあるんですけどね。これが。。

そのうちコジケンが突然登場。結構早いんじゃね?
コジケンも俺らもびっくりでなんて声かけたか忘れちゃった。更に走り去るコジケンになんか言ってたんだけどそれも忘れちゃった。。。(日記は早く書きましょう)

その後(時間の記憶があいまいなんでもしかしたら前)、雨が強いんでiPod shuffleをしまうことにした。
ショルダーベルトからshuffleはずして。。。あっ!
shuffle落としました。そしたら斜面をはねて落ちていく~~まてーーー
若干コースを外れてshuffleを追いかけました。よくモノを落とす~

そして、登りと下りが別ルートに。あとちょっとだ!
この辺でイノさんが見えなくなった。たぶんすぐ後ろにいるんだろうけど、ほんとマジすごい霧で見えません。
風も更に強くなってきます。左から右。そして風が運んでくる硫黄のにおい。
事前に地図を何度も見たから、この硫黄のにおいが地獄谷からのにおいだろうと推測。ってことはもうすぐ山頂だぁ~

そのとおりでその後ちょっとして山頂!
全く山頂って感じがしない。。ガスってて何も見えないし、周りが開けたとこまで行くわけじゃないし。。
ただ、スタッフがいて、チップ読み取り機があって、そこに右手をかざしてチェックしてもらってそのまま通過。
この雨の中よくここまであがってきたな~ってえのが感想。疲れたとかあんま覚えてないや。とにかく寒かったって記憶しかない。。

ここから待望の下り。下り最初ははしりやすーい!下り大好き!スピードアーーーップ!!下り序盤ですでに何人かをパスしました。
そして谷をトラバー。。ここで落ちるとヤバイな。。
でまた割りと走りやすい下り道。
ちょっといくと女性が一人座り込んでる。。どうしました?「足攣っちゃって。。」俺の後ろを走ってたでっかいアメリカ人(きっと)がでかい声でちょっと上にいたスタッフを呼んでた。攣っただけなら大丈夫でしょ。ってことで俺はさっさと先に。
そしてこの辺で後ろから2,3人の集団に抜かれた。なんとイノさんグループじゃないか!!!
イノさんったら、登りでは背負ってまでしてあげたのに(嘘)。。

下り序盤の走りやすい部分は終わって、岩が多くて段差が高くなってちょっと走りにくくなってきた。でも周りのランナーよりかはペースが速い様でその後も下りで何人か抜きました。
でも調子乗ってたら、でっかい岩のスラブを降りるとき、見た感じグリップできそうな岩質に見えたんだけど、靴裏が滑って尻餅。でもマッタイラな岩だったので滑り台みたいにお尻で滑って、反動で背中をぶつけたけどレイチェルと沢山あまっているハイドロ内の水のおかげで全くノーダメージ。
でもこのスリップでこの後ちょっとビビリ気味。靴のグリップが信じられなくなってしまった。。

追い討ちをかけるようにさっきと全く同じ様な岩でまたしてもスリップ。今度は両足。
またもや尻餅。ちょっと強く尻餅ついたけどへんなとこぶつけなくてまたしても無傷。でも足つった。かるーく。
その後岩のフラット面は怖くて足をつくことができなくなりました。

登りはあんなに時間がかかったのに、下りはけっこうあっというま。
途中にいたスタッフが「そろそろ森林限界ラインでーす、木が生えてるから雨風防げますよ」
ありがたい。。とにかく寒いから早く風が来ないとこに行きたかったし。

そしてだんだんと木が生えてるところ。風が弱くなってきた。雨も気持小降りになったか?

この先は岩と土と木段。寒いけど面白い。下りは楽しい!
そしてもうすぐ田の原だってところで一人のランナーに抜かれた。下りで抜かれたのはイノさんとイノさんと一緒にいた人とこのランナーだけ。しかもここで抜いていったランナーは、下り序盤で足が攣って座り込んでた女性ではないか!
くそーーちょっとムキになって抜き返してやるって思って追いかけるけど、木段が滑って怖い怖い。。
むむむ・・・残念だけどその女は俺との差を広げながら先に行ってしまった。。
((“o(>ω<)o”))クヤシイー!!

そして田の原チェックポイント。水も沢山持ってるし止まる必要なし。そのまま通過。
田の原駐車場を過ぎてアスファルトをちょっと登って、さあスキー場まで戻ってきましたよー

あとはスキー場の下りだあ!!

スキー場の下りは結構走りやすい!フカフカで膝にも優しいし。
ただ既に大勢のランナーが通過した後で、ところどころ泥が露出して滑るから注意。
でも転んでも岩場じゃないし、気にせずスピードアップ!
走りやすいのと、気温も明らかに上がってきたのと、前方のランナーを何人も抜かせるんですっげー気持いい♪
ゾンビ化してるランナーを後ろから「ぬかしまーす」って一声かけて置き去りにするのは楽しいww

ペースあげて飛び跳ねてるもんだから、ウィンドブレーカの中でアームウォーマーが下がってきた。手首がゴワゴワしてる。
タイムロスがもったいなかったけど、これからもっと気温も上がってくるだろうと思い、一時停止してウィンドブレーカを脱いでアームウォーマーをはずす。
そしてこれらをレイチェル(inox製ハイドレーションパック)にしまうんだけど、ぬれてるし、きれいにたたんでないし、なかなか入ってくれない。。握力なくなってるのも苦労した理由かも。
苦労してるときにさっき抜かしたランナーに抜き返された。くそーー!
なんでだろ?レース序盤で抜かされるのは気にならないのに、後半で抜かれるのはすげーくやしい!

レイチェルになんとかぎゅうぎゅうに押し込んでスタート時の格好-サングラスになりました。
さあすぐに再スタート!そしてさっき俺を抜いていった人を抜き返しました。

軽快に走っていると今度は左足の靴が脱げそうだ!
なんだ?って思ってよく見ると靴紐がほどけてる。。マジかよー。
すぐに止まってすぐに結びなおして、ロスタイムはちょびっと。

さらに軽快に走っていると、今度は左足首のテーピングがはがれかかってきてる。
雨でさんざんぬれたからなぁ。。。オーバーラップしておけばよかった。。
はがれかけたテープを引っ張ってはがせるのははがした。けど、はがれなくてぶらぶらしてるのがウザイ。
ぶらぶらしてる部分を手で切ろうとしたけど切れないし。。しょうがないからそのまま。
はがしたテープはレイチェルウェストポッケにつっこむ。レイチェルウェストポッケにはカーボショッツ4個がまるまる入ったジェルフラスク。今回完全に補給もって行きすぎ。。
このあたりでトイレ(小)に行きたくなってきたけど、そろそろ八海山だし、そこでトイレ行こうっと。

そんなこんなで何人か抜いてしばらく走っていると八海山エイド。
ずーっと走ってきたのでなんとなくエイドに立ち寄ってコップ一杯の水をもらう。
スタッフの人が「その格好で寒くないですか?」って。
「さっきまでウィンドブレーカ着てたんですよ。もうこの辺は暖かいでーす」。
そしてすぐに再スタート。
トイレ行くの忘れた。つうか何処?
まあ我慢できそうだし、なによりタイムロスがもったいない(こればっか。だったら序盤もっとしっかり走れ!)。

八海山の駐車場で後ろにランナーが迫っていないことを確認して、さっきから気になる左足首のテーピングをなんとかする。靴を脱ぐのはさすがにやんなくて、テープを丁寧に一枚づつはがして、端っこを手でカット。
それをはがせるだけやって、残った部分は靴と足の隙間に突っ込んでぶらぶらしないようにした。

駐車場を過ぎると再びスキー場。
泥の露出箇所が多くなってきた。滑らないように気をつけながら、でも走り続けた。

ここでも何人かパスしたけど、あるランナーを抜かした時のこと。
前方のランナーに近づいてきて、さあ抜かすよって時に、「ぬかしまーす」と一声かけて右から抜いた。
そしたら、その瞬間左足を着地したはずの地面がない!!なんとコースを横切っている側溝に足を突っ込んでしまったのだ。深さは30cmぐらいか。
あっ!!って思った瞬間今度は右足が普通に地面。一瞬ガクってきたけど、なんと左足スネとかなんにもぶつけず、転びもしなかった。すげーラッキー♪
側溝の幅は30cmぐらいかな?そこに25.5cmの俺の足がぴったり入って、そのままどこもぶつけずに抜けてったわけ。ついてるついてる!これ運悪かったらスネを思いっきりぶつけるとか最悪骨折とか。。

もうこの辺りになるとランナーはまばら。ひたすら走るだけ。
音楽も聴いてなかったから、いろんなことを考えてた。
前半はウェストポッケに入れてたアスリートソルトがシャカッ!シャカっ!っていってたんだけど、いろいろと荷物詰め替えたりしてるうちにならなくなってた。
代わりに子供たちにもらった鈴の音が聞こえる。ハコネの時にも持っていったやつね。
きっこさきめい!今日はちゃんとゴールするよっ
そんなことを考えてたり。。

そのうち左前方にゴールが見えた。まだ遠くだけどゴールの銀河村キャンプ場は見晴らしいいから。
左にそのまま行けばゴールなのに、コースは右に緩やかに下っていく。左にいきてーwww
ゴールする選手を応援するアナウンスも聞こえる。ハコネを思い出す。
神山の下りでゴールのアナウンスが聞こえて、でもそこまで行けなかったことを。
今回はゴールできるぜ!ってちょっとウルウルしちまった。

コースはなだらかな下り。前方300mぐらいにランナー発見。後ろは見えない。
最後にあいつを抜いてやろう!そう思ってペースアップ。ラストスパート!
相変わらず草を刈ったスキー場なんだけど、突然泥んこ溜り。まるでウルトラクイズの○×壁の向こう側みたい。主催者の演出か?ゴールする選手が泥だらけってww
コース左右一杯なので避けようもなくてズブズブズブ・・・・こんな泥溜りがその後も何回か。。もうどーでもいいや。

前を走るランナーは100mぐらいまで近づいてきた。よしよし抜けるぜ!
後ろを振り返ると、かなり遠くにランナーが一人追い上げてきた。でもこの距離なら大丈夫だろ。
また、前を見ると!!あーー!!気づかれた!!!前のランナーも必死にペースアップ。

その後も必死に走るけど前のランナーとの距離は縮まらず、コースは左にまがって、銀河村キャンプ場階段下へ向かう。もう抜けないな。。ふと後ろを見ると後ろのランナーが迫ってきてるじゃん!やべえ!!

ontake_race_last_spart.jpg

そして最後の銀河村キャンプ場への登り階段。昨日登った時はそんなきつくないねーなんて思ってたのに、おんたけまで行って帰ってきて最後にこの登りは結構きつかった。
でもこれ登ればゴールだしね。最後の力を振り絞ってできるだけ走った。

そしたら階段上から降りてくる人たち。「あとちょっとがんばれー!」ってウレシイ声援。
あ、ハリ天狗さんだ!kojikenがよく知ってる方。俺は昨日初めてあった人。
俺のゼッケン222を見て、「いい番号だねー、俺も昔そんなゼッケンだったことがあったよ」とかとかそんなお話をちょっと。そして後ろをみたらランナーが迫ってくるじゃん!逃げろー!

階段の上で既に先にゴールしたkojikenとイノさんの大声援。いやーうれしいねー
「もうちょっともうちょっと、階段登ったらあと10キロ!」とかわけわかな事いってわらかしてくれたりww
カメラ(携帯?)を構えるもんだからとっさにピースなんてしてしまった。

階段あがりきったとこで、kojikenとイノさんがゴールに先回りして走ってった。
後ろを見ると迫ってきたランナーももう歩いてるしもう順位はかわらんな。
最後はkojikenとイノさんの撮影スタンバイのことを考えてちょっとゆっくり走っちゃったww

結局おんたけ山からの下りで抜いたランナーは20人ぐらいかな?抜かれたのはイノさんとイノさんと一緒に走ってた人と女性一人の合計3人。登りをもっとがんばらなきゃだめですね。



ontake_goal.jpg

パワスポのタッキーがゴールする選手を紹介してる。既にゴールしたみんなも拍手してくれてる。
ここはどんなポーズでゴールしようか。やっぱバンザイ?ありきたり?
スカイレースワールドシリーズのbuffに感謝をこめて、参加賞のbuffのバンダナキャップを頭の上に両手で広げました。
そしてゴールはこぶしを突き上げガッツポーズ!やったー!!
ちょーーうれしい!!

スタッフがチップをセンサーにかざしてって。忘れるとこだったww
右手を機械においてピッ!5時間28分。

アナウンスは「その格好で寒くなかったのでしょうかぁ~」って途中で着替えてますから~


いやー正直寒かったとか辛かったとかあんま覚えてないですね。ただ何度も寒い寒い言ってたからやっぱ寒かったんだろうと。
レース終わってから一ヶ月も経ったいま、こうやって思い出すと実は楽しかった事しか思い出せないんすよ。こんな天気悪くて景色も見られなくて、でもほんと楽しかった。泥んこも寒さも物落としたこともぜーんぶ楽しい。
そして仲間みんなでレースでてみんなでゴールできたことがほんとうれしかった。
タイムはトップ+3時間!って自慢できるようなもんじゃないけど、でも今回のおんたけでは多くの大きなものを得られました。みんなありがとう!

お鉢巡りは来年までオアズケ。来年もみんなで出ようね!


※まだまだ続くかも。。。




きっこの「練習日記2」はこちら

投稿者 nama : 2007年10月05日 12:45

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